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朝市の「おもちゃひろば」が育む地域交流

おもちゃコンサルタント 大澤 明里さん

事業概要

1.小清水ふれあい朝市「おもちゃひろば」
豊田市宮口神社で隔週開催されている「小清水ふれあい朝市」で毎月1回おもちゃひろばを実施。おもちゃを通じてさまざまな世代の住民がつながる場を提供する。

 

2.豊田市の市民イベント「We Love とよたフェスタ」出展
「木と木のおもちゃ」「いろんなコマ回しを体験」をテーマにおもちゃひろばを出展し、市民へおもちゃ遊びの啓発を行なう。

地元の手作り朝市で開く「おもちゃひろば」

愛知県豊田市に暮らすおもちゃコンサルタント、大澤明里さん。自宅がある豊田市挙母(ころも)地区は市街地と自然が共存する緑豊かな地域です。

大澤さんは、自宅そばの宮口神社で開かれる「小清水ふれあい朝市」の一角で、2017年秋から毎月1回おもちゃひろばを運営しています。朝市には、家庭菜園の野菜や果物、手作りの雑貨といった売り物を積んだ地域の人たちの軽トラックが毎回20台ほど並び、新鮮な野菜はいつでも人気です。早いときには1時間くらいで店じまいになってしまうこともあるといいます。

子どもたちがお父さんとひろばで遊んでいる間にお母さんはお買い物、なんていう光景も…

おもちゃ・資格・地域課題が、運命の出会い

大澤さんが朝市のおもちゃひろばを開設するまでの経緯は、おもちゃ遊びが縁で繋がった、偶然の巡り合わせの連続でした。

「夫の転勤で、2016〜17年春の1年間を東京で暮らしていたのですが、家が東京おもちゃ美術館の近くだったので、1歳になったばかりの娘と毎日のように通っていたんです。そこでおもちゃの素晴らしさに目覚め、もっと勉強したいと思っておもちゃコンサルタントの講座に通うことを決めました」。

講座では、コミュニケーションツールとしてのおもちゃの力を知り、その可能性に夢中になったという大澤さん。「なにかしゃべらなくちゃ」と考えなくても、おもちゃが人と人の間にあれば会話が自然に生まれます。

「『おもちゃと遊びのビジネス&社会活動論』の講義で、自分が地域や社会にこの資格をどう生かすのか考えたとき、朝市で人のつながりを作りたいと漠然と考えていたことを思い出したんです。当時の朝市は高齢者の交流事業のような位置づけで、若い家族の参加が少なく、世代間の交流が課題になっていました。豊田に戻ったタイミングで助成事業の募集があり、すぐに朝市の事務局におもちゃひろばを提案したのです」。
 

近くの子ども園のお友だちもお散歩の途中に遊びに来てくれます

おもちゃ遊びを通して地域文化の醸成

大澤さんの提案は朝市の運営側にも受け入れられ、実際におもちゃひろばを開催し始めると、朝市には親子で訪れる人が少しずつ増えてきました。
「毎回来てくださるご家族もいますし、家にある木のおもちゃを寄付してくださる方も。回を重ねるごとに関係が深まっているのを実感します」。

助成金では、木のおもちゃを中心に、世代を問わず楽しめるものを幅広く購入。遊び方が一通りではないところがグッド・トイの素晴らしい特徴と大澤さん。ひろばで人気のサボテンバランスゲームは、協力して積み上げたり、競争して崩し合ったり、子どもたちは、朝市のトラックがいなくなっても夢中で遊んでいるそう。

「高齢者向けのコミュニティ・トイも選びましたが、お年寄りに『大人もおもちゃで遊べる』という考えを広めるにはもう少し時間が必要。世代間の交流はこれからの目標です」と大澤さんは語ります。おもちゃを使った地域文化の醸成は続行中。今はいろいろな種類のコマを用意して、お年寄りを巻き込む作戦を練っています。
 

豊田市民のお祭り「We Love とよたフェスタ」に出展。1時間以上も遊んでいる子どもたちもいるなど、大変な盛上りでした

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