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木育とおもちゃで森と人をつなぐ一日

おもちゃコンサルタント 福武典子さん

団体名:林業女子会@山口

事業概要

1.「初めての森歩きと木育のおはなし」の開催

ふるさとの森林への親しみを深めるため、〜5歳の子どもとその家族を対象に、国立山口徳地青少年自然の家にて森の案内人が同行する森歩きのイベントを開催。散策後は、おもちゃ作家、長門おもちゃ美術館館長、おもちゃコンサルタントらによる木育の話を聞きながら実際に木のおもちゃに触れ理解を深めた。

2.旧野谷集会所「ちいさな木育広場」の充実

県内の作家を中心とした県産の木材のおもちゃを購入し、森林セラピー山口森の案内人の会事務局のある旧野谷集会所に併設された「ちいさな木育広場」に設置。

故郷は歴史的な林業の町

森林率72%という緑豊かな山口県。中でも山口市徳地地区は、約800年前、奈良の東大寺再建に使われた木材を産出した歴史的な林業の町です。徳地の木は植林から50年を越え、今がまさに使い頃。森の環境のためには木材をうまく活用して循環を促すことが重要です。

そんな森への理解を地域の人たちに広めるため、森と山を愛する地元女性によるグループ「林業女子会@山口」は、「森で笑おう、森と笑おう」を合い言葉に、市民と森をつなぐ活動を行っています。

おもちゃコンサルタント歴17年の福武典子さんは、2年前から林業女子会の木育担当として木のおもちゃ遊びを通した活動に取り組んでいます。

森歩きで知る木の匂い、音、手触り

森が色づく10月末、国立山口徳地青少年自然の家を舞台に、林業女子会@山口 による0〜5歳のお子さんと家族を対象にしたイベント「はじめての森歩きと木育のおはなし」が開催され、9組の親子が秋の森の散歩とおもちゃ遊びを楽しみました。

当日はあいにくのお天気でしたが、普段は訪れることがない神秘的な雨の森を散歩。小枝を折ってポキポキッという気持ちのよい音を楽しんだり、ドングリを拾ったり、雨にぬれた落ち葉の匂いを感じたり。「もっと森で遊びたい!」そんな声が散策の最後には聞こえてきました。

森歩きは、市の認定ガイド「森の案内人」といっしょに。宝物がたくさん見つかりました

山口県で生まれた すてきなおもちゃたち

林業女子会は活動のなかで、県の木材、県の工房によるおもちゃの紹介にも力を入れています。助成金でも県内5つの工房に県産の木材を使ったおもちゃを発注。森歩きの後のお話会には、依頼した作家の1人、鮎川大樹さんができたばかりのおもちゃ「つみきいく」を持って参加してくれました。

「いろいろに見え、いろいろ遊べること。子どもの手になじむ木のぬくもりを大切に作りました」と、製作への思いを語ってくれた鮎川さん。「つみきいく」は、子どもの手に収まる丸い積み木で、グラグラ不安定な形のため積み上げるには集中力が必要です。また、お皿やパンに見立てたり、くるくる回してコマとしても遊べます。両手に持って打ち合わせるととてもいい音! 子どもたちは早速夢中で遊んでいました。

また、福武さんが最近注目しているという木材が地域に豊富なシイ。この日のおもちゃ遊びでも、徳地の作家、重田秀徳さんによるシイでできたコマがありました。森の中でシイの木を見てドングリを拾い、おもちゃで質感を感じて、林業やおもちゃ作りの話を聞く、この日はまさに「木育」の一日でした。

散策の後は、鮎川さんのほかおもちゃコンサルタントや、山口県で4月に開館した長門おもちゃ美術館館長によるお話が。おもちゃへの愛着がいっそう強まりました。

発注したおもちゃ。つみきいくは前列左から3点目。グッドトイのカエル型積み木「かえるくん」(前列中央)、ガラガラ「木音」をはじめすべてのおもちゃが山口県産!

故郷の森への思いを育む

「17年前は、質のよいおもちゃといえばヨーロッパ製という時代でしたが、最近は国産のおもちゃに注目が集まっています。地元の山口県ですてきなおもちゃが作られていることを知り、みなさん感激した様子でした」と、福武さん。

 

揃えたおもちゃは、徳地にある森の案内人の会事務局の「ちいさな木育広場」に置かれるほか、林業女子会が開催するおもちゃひろばで活躍しています。故郷の森で生まれた楽しいおもちゃが、今日も森と人とを繋ぎ、子どもたちの心を健やかに育んでいます。

「ちいさな木育広場」は、山口県産の檜の床がきもちいい場所。森歩きの前後にたくさんの人が集まります

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